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若返り治療は「足す・取る」から“元に戻す”時代へ

2025.12.28

はじめに

若返り治療というと、

  • ヒアルロン酸を「足す」
  • 脂肪を「取る」
  • 糸で「引き上げる」

こうしたイメージを持つ方が多いかもしれません。

確かに、これらの治療が有効なケースもあります。
しかし近年、
「やりすぎて不自然になった」「老けて見えるようになった」
という相談が増えているのも事実です。

その背景には、
若返り=足す・取るという発想の限界
があります。

現在の若返り治療は、
“元に戻す”という構造的な考え方へと大きく進化しています。

昔の若返り治療は「足す・取る」が中心だった

これまでの若返り治療では、

  • しわ → ヒアルロン酸で埋める
  • たるみ → 脂肪や皮膚を取る
  • フェイスライン → 糸で引き上げる

といったように、
目に見える変化に対して直接アプローチする方法が主流でした。

短期的には変化が出やすい一方で、

  • ボリュームの足しすぎ
  • 取りすぎによる頬コケ
  • 不自然な引きつれ

といった問題が起こりやすい側面もありました。

なぜ不自然な若返りが増えたのか

年齢とともに起きる変化は、

  • 脂肪が「下がる」
  • 皮膚が「余る」
  • 支えが「弱くなる」

という【位置と構造の変化】が本質です。

しかし、
その原因を考えずに
「足す」「取る」だけを行うと、

  • 本来あるべき位置からさらにズレる
  • 影や凹みが強調される
  • 将来の老化が加速する

結果として
若返るはずが、かえって老けて見える
という状態につながります。

今の若返り治療は「元に戻す」発想へ

現在の若返り治療で重視されているのは、

失われたものを無理に足すのではなく、
下がったものを“元の位置に戻す”こと

という考え方です。

① 脂肪は「取る」より「正しい位置へ」


バッカルファットや頬脂肪は、
若い頃には必要なボリュームです。

そのためロジックビューティークリニックでは、

  • 無理に取らない
  • フェイスリフト時に自然に出てくる分のみ最小限切除
  • 窪みがある場合は再配置を検討

といった、
将来の顔立ちまで考えた判断を行っています。

② リフトは「引っ張る」だではなく「支えを回復する」

強く引き上げる若返りは、
一時的には効果的でも破綻しやすくなります。

現在のリフト手術では、

  • 解剖学的に正しい層で剥離
  • 下がった組織を元の位置へ
  • 不要な緊張をかけない

という、
自然で長期安定する設計が重要です。

皮膚だけ引っ張ってもすぐに元に戻ってしまいます。

③ ヒアルロン酸も「足す」より「整える」


ヒアルロン酸も、
足しすぎると重さでたるみを助長します。

必要なのは、

  • 骨格の支えを補う
  • 影を和らげる
  • バランスを整える

という最小限・戦略的な使用です。

ロジックビューティークリニックが大切にしていること

ロジックビューティークリニックでは、
若返り治療を

「若く見せるための処置」ではなく、
「年齢変化でズレた構造を元に戻す治療」

と考えています。

そのため、

  • 解剖学的な評価
  • 将来の老化を見据えた判断
  • 取る・残す・戻すの選択

を重視し、
一時的な流行に流されない治療をご提案しています。

まとめ

若返りの本質は「足す・取る」ではない

年齢変化の正体は“位置のズレ”

元に戻す発想が自然な若返りにつながる

将来まで破綻しない治療が重要

若返り治療を検討されている方は、
「どれを足すか」「何を取るか」だけでなく、
【何を元に戻すべきか】という視点で考えてみてください。

ロジックビューティークリニックでは、経験豊富な医師が解剖学的な視点を重視し、お一人おひとりの状態に合わせた治療をご提案しています。
流行やイメージだけで判断するのではなく、本当に必要な治療かどうかを丁寧に見極めます。
ご不安や疑問がある方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。

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