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バッカルファット除去は本当に必要?

2025.12.21

― ロジックビューティークリニックが「適応を厳しく絞る理由」―

はじめに

近年、「小顔になれる」「フェイスラインがシャープになる」として
バッカルファット除去 が話題になっています。

確かに、適切な症例では効果的な手術です。
しかし一方で、

  • 頬がこけた
  • 老けて見えるようになった
  • 修正が難しい状態になった

といった相談が増えているのも事実です。

ロジックビューティークリニックでは、
バッカルファット除去の適応をかなり厳しく絞っています。

今回はその理由と、
当院が大切にしている 「頬の解剖」と「元に戻す発想」 について解説します。

バッカルファットとは?

バッカルファットとは、
頬の深い位置(筋肉の内側)に存在する脂肪組織です。

特徴として

  • 若い頃はボリュームを保つ役割
  • 年齢とともに下垂・萎縮する
  • 一度取ると元に戻らない

という性質があります。

つまり、
“若返りにも老化にも関わる重要な脂肪”
ということです。

なぜ「取れば小顔」ではないのか

バッカルファットを安易に除去すると、

  • 中顔面がこける
  • 影が強く出る
  • 頬が痩せすぎて疲れて見える
  • 数年後に一気に老ける

といった問題が起こりやすくなります。

特に
✔ もともと頬に窪みがある
✔ 痩せ型
✔ 30代後半以降

の方は要注意です。

ロジクリがバッカルファット除去を慎重に行う理由

ロジックビューティークリニックでは、
「バッカルファット=切除するもの」 とは考えていません。

大切なのは
どこに、どれだけ、どの方向に存在しているか
を見極めることです。

◎ロジクリの考え方①

フェイスリフト時に“自然に出てくる分”のみ切除

フェイスリフトを行う際、
解剖学的に自然な層で剥離すると、
過剰に下垂したバッカルファットの一部が自然に見えてくる ことがあります。

この場合のみ、
✔ フェイスラインの邪魔になる分
✔ 下垂に寄与している分
必要最小限で切除 します。

無理に探しに行って取ることはありません。

◎ロジクリの考え方②

頬の窪みがある方は「取らない・再配置する」

頬がすでにこけている方に
バッカルファットを取るのは、
老化を加速させる行為 になりかねません。

そのため当院では、

  • 取らない
  • むしろ 再配置(元の位置に戻す)
  • リフトで支持を回復する

という選択をします。

これは
「減らす」より「正しい位置に戻す」
という、形成外科的な発想です。

ロジクリの考え方③

口腔内アプローチを“目的なく行わない”

バッカルファット除去は口腔内アプローチが主流ですが、
当院では

  • 単独での口腔内除去は慎重
  • 顔全体のバランスを評価
  • 中顔面・フェイスライン・皮膚のたるみを総合判断

したうえで適応を決めます。

「頬が丸い=バッカルファットが原因」
とは限らないからです。

バッカルファットは“元に戻せない手術”

最も重要なのはここです。

バッカルファットは一度切除すると戻せません。

だからこそ、

  • 若いうちに勢いで取らない
  • 将来の老化を想定する
  • 修正が難しいことを理解する

これらが非常に重要です。

ロジックビューティークリニックが目指すもの

当院が大切にしているのは、

  • 一時的な小顔
  • 流行に乗った施術

ではなく、

「年齢を重ねても破綻しない顔の構造」
です。

そのため、
✔ 取るべき脂肪
✔ 残すべき脂肪
✔ 元の位置に戻すべき脂肪

を、解剖学的に判断します。

まとめ

  • バッカルファットは誰でも取る施術ではない
  • 安易な除去は頬コケ・老化を招く
  • フェイスリフト時の最小限切除が適応となることが多い
  • 窪みがある方は再配置・温存が重要
  • 「減らす」より「元に戻す」発想が大切

バッカルファット除去をご検討の方は、
本当に必要かどうか を一度立ち止まって考えてみてください。

ロジックビューティークリニックでは、経験豊富な医師が解剖学的な視点を重視し、お一人おひとりの状態に合わせた治療をご提案しています。
流行やイメージだけで判断するのではなく、本当に必要な治療かどうかを丁寧に見極めます。
お悩みの方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。

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