フェイスリフト手術は御存じなかたは多いと思います。弛んだ皮膚を切開することによって引き上げる手術ですよね?実はフェイスリフトは、美容外科手術の中でも難易度が高く、かなり奥の深い手術になります。なんちゃってフェイスリフトなんて呼ばれるものも存在しています。今回は、切開によるフェイスリフト手術の実際について解説していきます。
フェイスリフトとは
フェイスリフトは、主に顔のたるみやしわを改善するために行われる美容外科手術で、加齢に伴う皮膚のたるみやしわを引き締め、若々しい外見を取り戻すことを目的としています。
フェイスリフトの主な種類
- フルフェイスリフト(トータルフェイスリフト)
頬、顎、首など広範囲にわたるたるみを改善する手術です。耳の前からこめかみ、そして耳の後ろまで切開し、皮膚と筋肉(SMAS筋膜)を引き上げて余分な皮膚を取り除きます。最も広範囲に効果があるため、顕著な若返り効果が期待できます。 - ミニフェイスリフト(ショートスカーリフト、ミドルリフト)
切開の範囲が小さく、こめかみや耳の前に限定しています。そこまでたるみが強くない方やダウンタイムを抑えたい方に行います。 - SMASリフト
これはリフトアップの切開の長さではなく、内部のSMAS(Superficial Musculoaponeurotic System)と呼ばれる顔の筋膜層を引き上げる手術です。表面の皮膚だけでなく、筋膜層もリフトするため、より自然で長持ちする結果が期待できます。 - スレッドリフト(糸リフト)
糸を使って皮膚を引き上げる非外科的な方法です。回復が早く、切開も必要ないため、軽度のたるみを改善したい人に適しています。ただし、効果は一時的で、数ヶ月から1年程度持続します。
フェイスリフトの効果
- たるみの改善: 顔や首のたるみが引き締まり、輪郭がよりはっきりとします。
- しわの軽減: 特に頬や顎周り、首のしわが目立たなくなります。
- 若々しい外見: 顔全体が引き締まることで、全体的に若々しい印象になります。
フェイスリフトのリスクと副作用
- 感染: 手術後の切開部位に感染が発生することがあります。適切な術後ケアでリスクを減少させることができます。
- 内出血と腫れ: 手術後に内出血や腫れが生じることが一般的で、数週間で収まります。
- 麻酔のリスク: 全身麻酔や局所麻酔に伴うリスク(アレルギー反応、呼吸問題など)があります。
- 神経損傷: 非常にまれですが、顔面神経が損傷することがあり、一時的または永久的な麻痺が生じることがあります。
- 瘢痕(はんこん)形成: 切開部に瘢痕が残ることがありますが、通常は目立たない場所に切開が行われます。
- 左右非対称: 手術の結果、顔の左右で非対称になることがあります。
フェイスリフトの適応
フェイスリフトは、主に中年から高齢の方で、顔や首のたるみが気になる方に適しています。近年では若い方にも行うクリニックも増えていますが、他の低侵襲な治療も増えてきており、まずはHIFU(ウルトラセル)や高周波(デンシティ、ボルニューマ)、スレッドリフト(VOVリフト、シークレットリフト)などを選択することが多いです。
まとめ
フェイスリフトは、顔のたるみやしわを効果的に改善し、若々しい外見を取り戻すための手術です。ただ、ダウンタイムが長く、美容外科手術の中でも輪郭形成(骨切り)や鼻整形に並んで難易度が高い手術になります。適応があり、さらに禁煙や禁酒を徹底できるなど、条件がそろっていることが大切です。効果は抜群でマイナス20歳も夢ではない手術です。しっかりと担当医と相談して手術を受けるようにして下さい。
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