はじめに
「リフトアップ」と一言で言っても、実はさまざまな方法があります。
対象となる部位や効果、ダウンタイムが異なるため、自分に合った施術を知ることがとても大切です。
今回は切開リフトの中で代表的なミニリフト・フルフェイスリフト・ミッドフェイスリフト・ネックリフト の4種類を比較し、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。
ミニリフト
対象部位:下顔面(口元〜フェイスライン)
- 特徴:耳の前を小さく切開(10㎝程度)し、下顔面の皮膚や浅い組織を引き上げる
- メリット:傷が小さく、ダウンタイムも短い
- デメリット:効果は部分的なので、強いたるみには不向き
- 向いている人:40代前後、軽いたるみを改善したい方、口横のたるみを改善したい方
フルフェイスリフト(SMASリフト、Deep Planeリフト)
対象部位:顔全体(こめかみ〜フェイスライン)
- 特徴:耳前から耳後ろまで切開し、広範囲の皮膚・SMAS層、その下の組織を引き上げる
- メリット:効果が大きく、持続期間も長い
- デメリット:傷が長く、ダウンタイムが長い
- 向いている人:50〜60代以上、しっかり若返りたい方、輪郭手術や脂肪吸引でたるみが出てしまった方
ミッドフェイスリフト
対象部位:中顔面(目の下〜口元)
- 特徴:目の下から口元の「中顔面」に特化してリフトアップ
- メリット:ほうれい線やゴルゴ線に効果的。自然で若々しい印象に
- デメリット:日本で行っている医師が限られる、ほうれい線への効果は限定的
- 向いている人:30〜50代、中顔面のたるみが気になる方
ネックリフト
対象部位:首〜顎下
- 特徴:耳の後ろ〜うなじを切開し、広頚筋や皮膚を引き上げる
- メリット:二重あごや首のシワを改善できる。フェイスリフトと併用で効果的
- デメリット:単独では顔全体の若返り効果は限定的
- 向いている人:首元の老化が気になる方、フェイスラインと一緒に整えたい方
まとめ:リフトアップ手術の比較表
手術名 | 対象部位 | 改善できる悩み | 傷跡 | ダウンタイム | 向いている人 |
---|---|---|---|---|---|
ミニリフト | 下顔面(口元〜フェイスライン) | マリオネットライン、軽度のたるみ | 耳の前に小切開 | 約1週間 | 軽いたるみを改善したい40代前後 |
フルフェイスリフト | 顔全体 | 深いたるみ、全体のシワ | 耳前〜耳後ろ | 2週間〜1ヶ月 | 50代以上、しっかり若返りたい方、輪郭術後 |
ミッドフェイスリフト | 中顔面(目の下〜口元) | ほうれい線、ゴルゴ線、頬のコケ | 目元~目尻 | 2週間〜1ヶ月 | 中顔面を若返らせたい30〜50代 |
ネックリフト | 首〜顎下 | 二重あご、首のたるみ・シワ | 耳後ろ〜うなじ | 2週間〜1ヶ月 | 首元の老化が気になる方 |
美容外科医からのメッセージ
リフトアップ手術は、**「どこを改善したいのか」**によって適切な施術が変わります。
「軽く引き上げたい」「しっかり若返りたい」「首元も一緒に改善したい」—— その希望に合わせて方法を選ぶことが大切です。
当院では、患者さまのお悩みに応じたオーダーメイドのプランをご提案しています。ダウンタイムが取れない方は糸リフトやHIFU(ウルトラセルZi)、高周波(デンシティ)などのリフトアップの施術も可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

LOGIC BEAUTY CLINICは徹底したカウンセリングと経験豊富な医師の元、最新機器を使用し、見た目だけではなく、機能面まで考慮した美しさを追求します。
お悩みがある方はお気軽にご相談ください。