はじめに
若返り治療というと、
- ヒアルロン酸を「足す」
- 脂肪を「取る」
- 糸で「引き上げる」
こうしたイメージを持つ方が多いかもしれません。
確かに、これらの治療が有効なケースもあります。
しかし近年、
「やりすぎて不自然になった」「老けて見えるようになった」
という相談が増えているのも事実です。
その背景には、
若返り=足す・取るという発想の限界
があります。
現在の若返り治療は、
“元に戻す”という構造的な考え方へと大きく進化しています。

昔の若返り治療は「足す・取る」が中心だった
これまでの若返り治療では、
- しわ → ヒアルロン酸で埋める
- たるみ → 脂肪や皮膚を取る
- フェイスライン → 糸で引き上げる
といったように、
目に見える変化に対して直接アプローチする方法が主流でした。
短期的には変化が出やすい一方で、
- ボリュームの足しすぎ
- 取りすぎによる頬コケ
- 不自然な引きつれ
といった問題が起こりやすい側面もありました。
なぜ不自然な若返りが増えたのか
年齢とともに起きる変化は、
- 脂肪が「下がる」
- 皮膚が「余る」
- 支えが「弱くなる」
という【位置と構造の変化】が本質です。
しかし、
その原因を考えずに
「足す」「取る」だけを行うと、
- 本来あるべき位置からさらにズレる
- 影や凹みが強調される
- 将来の老化が加速する
結果として
若返るはずが、かえって老けて見える
という状態につながります。
今の若返り治療は「元に戻す」発想へ
現在の若返り治療で重視されているのは、
失われたものを無理に足すのではなく、
下がったものを“元の位置に戻す”こと
という考え方です。
① 脂肪は「取る」より「正しい位置へ」
バッカルファットや頬脂肪は、
若い頃には必要なボリュームです。
そのためロジックビューティークリニックでは、
- 無理に取らない
- フェイスリフト時に自然に出てくる分のみ最小限切除
- 窪みがある場合は再配置を検討
といった、
将来の顔立ちまで考えた判断を行っています。
② リフトは「引っ張る」だではなく「支えを回復する」
強く引き上げる若返りは、
一時的には効果的でも破綻しやすくなります。
現在のリフト手術では、
- 解剖学的に正しい層で剥離
- 下がった組織を元の位置へ
- 不要な緊張をかけない
という、
自然で長期安定する設計が重要です。
皮膚だけ引っ張ってもすぐに元に戻ってしまいます。
③ ヒアルロン酸も「足す」より「整える」
ヒアルロン酸も、
足しすぎると重さでたるみを助長します。
必要なのは、
- 骨格の支えを補う
- 影を和らげる
- バランスを整える
という最小限・戦略的な使用です。
ロジックビューティークリニックが大切にしていること
ロジックビューティークリニックでは、
若返り治療を
「若く見せるための処置」ではなく、
「年齢変化でズレた構造を元に戻す治療」
と考えています。
そのため、
- 解剖学的な評価
- 将来の老化を見据えた判断
- 取る・残す・戻すの選択
を重視し、
一時的な流行に流されない治療をご提案しています。
まとめ
若返りの本質は「足す・取る」ではない
年齢変化の正体は“位置のズレ”
元に戻す発想が自然な若返りにつながる
将来まで破綻しない治療が重要
若返り治療を検討されている方は、
「どれを足すか」「何を取るか」だけでなく、
【何を元に戻すべきか】という視点で考えてみてください。
ロジックビューティークリニックでは、経験豊富な医師が解剖学的な視点を重視し、お一人おひとりの状態に合わせた治療をご提案しています。
流行やイメージだけで判断するのではなく、本当に必要な治療かどうかを丁寧に見極めます。
ご不安や疑問がある方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。








