はじめに
鼻整形は人気の高い手術のひとつですが、残念ながら「思っていた仕上がりと違う」「もう少し調整したい」と感じて再手術を希望される方も少なくありません。
このとき選択肢となるのが修正手術ですが、実は初回の手術よりもはるかに難易度が高いことをご存じでしょうか。
今回は、美容外科医の立場から「鼻整形修正手術の実際」と「後悔しないための考え方」について解説します。

鼻整形の修正手術とは?
修正手術とは、過去に行った鼻整形の結果に不満がある、または不具合が生じている場合に行う再手術のことです。
よくあるケースには以下があります。
- 左右差の改善
- 高さや形の再調整
- シリコンプロテーゼの入れ替え
- トラブル後の変形の改善
- 傷跡の改善
しかし一度切開や剥離を行った鼻は、組織にダメージや癒着が残っており、初回手術よりも制約が多く手術の難易度が高い状態になっています。
修正手術が難しい理由
- 組織の癒着や瘢痕
→ 本来の解剖がわかりにくくなり、手術の難易度が上がる - 使える材料が限られる
→ 軟骨や皮膚が足りず、肋軟骨などから移植が必要になる場合も - 再手術による負担が大きい
→ ダウンタイムが長引く可能性や、仕上がりの予測が難しいことがある
つまり修正手術は「やれば必ず元通りになる」ものではなく、リスクを伴う繊細な再建手術なのです。
後悔しないために大切なこと
1. 最初の手術をどこで受けるかが重要
修正の難しさを考えると、最初の手術を信頼できるクリニックで受けることが何より大切です。
医師の経験、カウンセリングの丁寧さ、症例の豊富さをしっかり確認しましょう。
2. 完璧を求めすぎない
鼻の形は、顔全体とのバランスで決まります。
「あと1mm高く」「左右完全に対称に」といった完璧を追求しすぎると、修正を繰り返す原因になります。
自然で美しい調和を目指すことと手術の限界を知るということが、結果的に満足度を高めるポイントです。
最後に
鼻整形の修正手術は可能ですが、初回よりも難易度が高く、体への負担も大きくなります。
だからこそ「最初の手術をどこで受けるか」「仕上がりにどんな心構えを持つか」がとても大切です。
ロジックビューティークリニックでは、患者さま一人ひとりのお悩みを丁寧に伺い、無理のない自然な変化を大切にしています。
鼻整形をお考えの方、また過去の手術に不安をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。