鼻整形にも骨切り手術があるのはご存知でしょうか?鼻は骨と軟骨でできているので、骨の影響はかなり大きいです。今回はその鼻の骨切りについて解説していきます。
鼻の骨切り手術とは
その名の通り、鼻の骨を切る手術で骨切り幅寄せ手術と呼ばれますが、この部分を誤解している方が多いのが現状です。鼻の骨は基本的に少ししか削ることができません。その理由は鼻の骨が2㎜程度の薄い骨だからです。安易に削ってしまうと、凹みや骨折の原因になります。
鼻の骨切り幅寄せ(鼻骨骨切り術)は、鼻の形を整える美容整形手術の一種で、鼻の横幅が広い場合や、鼻筋を細く見せたい場合に行われます。この手術の主な目的は、鼻の骨を切り、中央に寄せることで鼻の幅を狭くすることです。
骨切り幅寄せ手術には大きく2種類存在します。
•①内側骨切り:鼻の内側の骨を切る方法。
•②側骨切り:鼻の外側の骨も切る場合
内側骨切り幅寄せ術は、基本的に鼻筋の太さを改善する手術で、高さをほとんど変えずに鼻筋を通すことが可能です。
一方、外側骨切り幅寄せ手術は鼻の幅を改善する手術です。鼻骨の鼻が広く鼻全体が大きくみえている方に適応があります。
鼻の骨切り手術の目的には①鼻を細くする以外に②鼻の曲がりを治す、③鷲鼻(ハンプ)を改善するというものがあります。②の鼻の曲がり(斜鼻)ですが、多くの場合に骨の曲がりが原因となっています。曲がっている部分に骨切り幅寄せを行ってあげることで、曲がりを改善していきます。次に③鷲鼻(ハンプ)の場合、突起している骨を削ったり、切除を行います。しかしそのままだと鼻筋が平坦化して太くなったり、骨がなくなってしまい違和感のある鼻になってしまうことがあります。ここに骨切り幅寄せ手術を追加するこで、平坦化した鼻筋を改善することができます。
手術後の経過
• 腫れと内出血
術後、鼻周辺が腫れたり、目の周りに内出血が起こることがありますが、1~2週間で徐々に引きます。
• ギプスでの固定
通常1週間程度固定が必要で、その間は鼻を触ったり強い力をかけたりしないよう注意します。
• ダウンタイム
日常生活に戻れるのはギプスの取れる1週間程度ですが、まだ内出血や腫れが残っている場合が多いです。また最終的な仕上がりが安定するのは3~6か月かかることが一般的です。
リスクと注意点
• 非対称:骨を切る手術のため、左右の非対称が残る可能性があります。
• 感染症:手術部位が感染するリスクがあるため、清潔に保つことが大切です。
• 感覚の変化:一時的に鼻周辺の感覚が鈍くなる場合がありますが、多くの場合、時間とともに回復します。
まとめ
今回は鼻整形の鼻骨骨切り幅寄せ手術について解説していきました。経験のある美容外科医の中でも鼻骨に関しては誤って認識していまっている方がいます。骨の手術は簡単はなく、削ればいいという手術ではないことが多いです。ロジックビューティークリニックには頭部CTがありますので、骨の丈太や治療を効果をすぐに判断することが可能です。バックアップ体制の整ったクリニックでの手術をお勧めします。
当院の院長である細井 孝祐は整形大国韓国の権威であるザ・プラス美容外科韓国本院 院長のジョンジェヨン医師の技術を受け継ぎ、日本で多くの患者さまの手術を行ってきました。
鼻整形に関するお悩みがある方はお気軽にご相談ください。