
「プロテーゼを抜けば、元の鼻に戻りますか?」
プロテーゼの抜去を考えている方から、とてもよく聞かれる質問です。
答えは、抜いたからといって、元の鼻に戻るわけではありません。
この記事では、プロテーゼを抜いたあとに鼻がどうなるのか、抜去だけで終われる人と入れ替えを考えたほうがいい人の違いについて、実際の診察でお話ししていることをまとめました。
プロテーゼを抜きたい理由として多いもの
当院に抜去のご相談に来られる方の理由で、いちばん多いのは次の2つです。
- 鼻が高すぎる
- プロテーゼが曲がっている
次に多いのが、
- プロテーゼが透けて見えてきた
- 触るとプロテーゼが動く
といったご相談です。ほかにも、「体の中に異物が入っていること自体が嫌」という方や、感染や腫れなどのトラブルが起きて来院される方もいます。
問題がなければ、抜かずにそのままを勧めることも
まずお伝えしたいのは、抜去がいつも正解とは限らないということです。
プロテーゼがきれいに入っていて、特に問題が起きていない場合は、そのまま様子を見ることを勧めることもあります。
「なんとなく不安だから抜きたい」という場合は、抜いたあとに起こりうる変化を知ったうえで、もう一度考えていただきたいと思っています。
プロテーゼを抜くと、鼻はどうなるのか
凹んでしまうことが多い
プロテーゼを長く入れていると、
- 鼻の皮膚が薄くなっている
- 鼻の骨が少し吸収されている(すり減っている)
ことがあります。
そのため、プロテーゼを抜くだけだと、手術前の鼻よりも凹んでしまうことが多いのです。
抜去だけで終わってもいい人
次のような方は、抜くだけで終われることもあります。
- 手術を受けてから、まだ日が浅い方
- 低めのシリコンプロテーゼが入っている方
皮膚や骨への影響が少なく、抜いたあとの凹みが目立ちにくいためです。
実際には、抜去だけを選んで後悔される方は多くありません。ただし、ここまでお話ししたような変化が起こる可能性は、事前に知っておいてください。
入れ替えを考えたほうがいい人
抜いたあとに凹みが出ることが心配される方は、抜去と同時に何かを入れる「入れ替え」を検討します。
何に入れ替えるかは、希望と状態で決める
入れ替えに使うものは、ご本人の希望と鼻の状態によって決めます。
当院で入れ替えに使う選択肢としては、新しいシリコンプロテーゼ、耳介軟骨・肋軟骨などの自家組織、筋膜や真皮脂肪を用いることが多いです。
ただし、皮膚や組織の状態によっては、ご希望どおりの形にならない場合もあります。 一度プロテーゼを入れた鼻は、何も手術をしていない鼻とは条件が違うためです。
感染が原因で抜く場合は、話が別です
感染が起きてプロテーゼを抜く場合は、注意点が2つあります。
1. 再びシリコンプロテーゼを入れることはできません
感染を起こした鼻に、もう一度シリコンプロテーゼを入れることは基本的にNGです。
2. 次に何かを入れるまで、半年ほど空けてください
感染で抜いたあとの鼻は、皮膚が硬くなっていることが多くあります。次に何かを入れて形を整える場合は、半年くらいは空けていただきたいと考えています。
さいごに:抜いても、元の鼻には戻らない
プロテーゼの抜去を考えている方に、私がいちばん伝えたいのは、
「抜いたからといって、元の鼻に戻るわけではない」
ということです。
抜去だけで終わるのか、入れ替えをするのか。どちらを選ぶ場合でも、起こりうるリスクを十分に理解していただいてから手術を行うようにしています。
今のプロテーゼに悩んでいる方は、抜くかどうかを決める前に、まず一度ご相談ください。今の鼻の状態を見たうえで、抜く・抜かない・入れ替えるの選択肢を一緒に考えます。
当院のプロテーゼ抜去・入れ替えについて
- 治療内容:鼻プロテーゼ抜去、または抜去と同時の入れ替え
- 費用(税込):150,000円~(内容により変動します)
- 主なリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、左右差、鼻の凹みや変形、再手術が必要になる可能性があります。
- 当院は自由診療になります。
執筆:ロジックビューティークリニック 院長 細井孝祐
【大阪心斎橋で鼻整形、フェイスリフトならロジックビューティークリニック】
症例写真などは細井院長Instagramも参考にしてください。

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